育毛のために脱毛因子「TGF-β」を理解しておこう!

AGA(男性型脱毛症)の原因がDHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモン由来物質であることは知っていても、DHTがどのようなメカニズムで薄毛を招いているのかについては知らないという人も多いのではないでしょうか。

実は、薄毛には脱毛因子「TGF-β」というものが関係しているのです。TGF-βとはどのようなものなのか、説明していきましょう。

TGF-βは毛母細胞の分裂を抑制する

人間の体内には特定の細胞の分裂を促進させたり、抑制させたりする働きのある特殊なタンパク質「成長因子」があります。

最新式のAGA治療である「HARG療法」は、この成長因子を頭皮に注入することで頭髪の成長を促そうというものです。

成長因子の中には、頭髪に関係しているものも多いです。

VEGF(血管内皮細胞増殖因子)は新しい血管の生成を促し、頭皮の血流を促進させる働きがあります。

また、IGF(インシュリン様成長因子)の一種であるIGF-1や、FGF(線維芽細胞増殖因子)の一種であるFGF-7は、毛母細胞の分裂を促進させ、頭髪の成長を促す働きがあります。

そして、TGF(トランスフォーミング増殖因子)の一種であるTGF-βも頭髪に関係している成長因子のひとつです。ただ、TGF-βの場合は毛母細胞の分裂を抑制し、頭髪を成長させなくしてしまう困った働きを持っているのです。

TGF-βによって頭髪の成長が阻害されると、十分に成長していない頭髪が抜けるようになります。これが薄毛の原因となっているのです。

ちなみに、薄毛に関係している成長因子には、FGF-5というものもあります。

これは頭髪の成長期を大幅に短縮し、脱毛を促す働きを持っています。FGF-7と名前は似ていますが、働きについてはほぼ正反対なのですからややこしいです。

DHTはTGF-βの生成量を増やす

では、DHTとTGF-βにはどのような関係があるのでしょうか。実はDHTは、頭部においてTGF-βの生成を促す働きがあるのです。

TGF-βの生成量が増えれば、毛母細胞の活力が徐々に失われて頭髪の伸びがストップし、薄毛を招いてしまうのです。DHTによってTGF-βの生成量が増え続ければ、毛根の活力はだんだんと失われ、最終的には毛根が死滅して頭髪が生えなくなってしまいます。

プロペシアの画像
ノコギリヤシの画像
こうなるとプロペシアもミノキシジルも、HARG療法ですら効果が期待できなくなってしまうのです。医療機関におけるAGA治療でDHTの生成抑制が最優先となるのは、TGF-β対策といっていいでしょう。

ちなみにAGAの発症メカニズムは、男性と女性でやや違いがあります。男性の場合はDHTの増加に伴うTGF-βの生成量増加によって起こります。

このため、DHTの元となる男性ホルモンの量が増えれば発症リスクが高まるわけで、若年層での発症が珍しくないのはこのためです。

これに対して女性は、若年層での発症は稀です。

女性ホルモンにIGF-1の生成量を増やす働きがあるためで、女性ホルモンの分泌量が多い若年層はIGF-1の働きでTGF-βが力を発揮できなくなっているのです。

ところが、加齢などによって女性ホルモンの分泌量が減少するとIGF-1の生成量が減り、TGF-βの働きを抑えられなくなってAGAを発症してしまうというわけです。

このように、AGAの発症メカニズムは、男女とも成長因子によって説明することが可能なのです。

ちなみに、DHTは頭部以外ではIGF-1の生成を促し、体毛を濃くしてくれるのでややこしいですね。

TGF-βは体にとって「不要なもの」ではない

このように、育毛という観点だとTGF-βは完全に厄介者で、なぜこのような物質が体内で生成されているのか疑問に思ってしまう人もいるでしょう。実は、TGF-βは極めて重要な役割を持っているのです。

それは、がん細胞の増殖を抑えることです。

宮園浩平・東大大学院教授は、TGF-βの働きを抑えることでスキルス胃がんに栄養を与える血管の生成が促進され、がん細胞が増殖しやすくなると報告しています。

これは、TGF-βがスキルス胃がんを抑える働きを持っているということにほかなりません。TGF-βは上記のように細胞分裂を抑える働きを持っていますが、スキルス胃がんについてはこの働きが「吉」と出ているというわけです。

また、筑波大学での研究では、大腸がんや膵臓がんではTGF-βの受容体の変異によって細胞分裂抑制の命令を受け付けなくなり、無秩序にがん細胞が増殖していくようになっていることが分かっています。TGF-βが細胞のがん化を防いでいるといっていいでしょう。

ただ、TGF-βがすべてのがんを抑制できるかというと、そうでもないようです。宮園教授によると、脳腫瘍のようにTGF-βによってがん細胞の分裂が活発になってしまうケースもあるのです。このあたりががん治療の難しいところです。

いずれにしても、TGF-βは人間の体にとって、必ずしも厄介者というわけではなく、良くも悪くも重要な役割を持っているのです。

DHTがAGAの原因となっている一方で、筋肉を発達させて体をムキムキにしたり、髭や胸毛をはじめとする体毛を濃くしたりするなど、男性らしい体作りにとっては重要な物質であることと、ある意味、似ているといっていいのかもしれませんね。

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