M字ハゲの原因、見分け方と予防方法まで解説!

 年を重ねるごとに増えて来る悩みの代表が薄毛、つまり「はげ」です。専門誌に載るようなしっかりした調査でも30代男性の45%、40代以降の男性では実に50%以上が自分のことを薄毛と感じているという結果が出ています。20代ではげてくるということも決して珍しいことではありません。

 はげの中の中にはいくつかのタイプが存在します。今回はもっともよく見るタイプのはげ、「M字ハゲ」についてみていきましょう。

 近年、急速に研究が進んできているM字はげの原因・予防・治療に関して詳しくご説明します。

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M字ハゲとは

 M字ハゲとは、おでこにある髪の生え際の両サイドから毛が薄くなってくるタイプのはげを指します。斜め上から見ると、アルファベットの「M」の字の形になることからM字ハゲと呼ばれます。

 有名人でいえば笑福亭鶴瓶さんや所ジョージさん、サッカーの元選手のジダンなどがM字ハゲの代表に当たりますね。

 M字ハゲはてっぺんからはげて来る「O字はげ」と同時に起こることも多く、どの程度の割合を占めているのかのデータはありませんが、一番一般的なはげのタイプになります。進行してくると生え際が全体的に後退する「C字ハゲ」になってくることもあります。

M字ハゲの原因

 さて、ではなぜM字ハゲが起こってしまうのでしょうか?

M字ハゲは男性型脱毛の代表

 実は、M字はげはO字はげと同様に「男性型脱毛(AGA)」の代表的なタイプなのです。このAGAですが、原因や治療法が分かったのは1990年代、つい最近のことなんですね。

 AGAの原因を作り、毛の成長を阻害するのは男性ホルモンの一種、ジヒドロテストステロン(DHT)と言われる物質です。DHTは細胞にあるアンドロゲン受容体にくっつくことで、薄毛を引き起こします。

男性ホルモンが毛の成長期を短くすることがM字ハゲの原因

毛は「成長期」「退行期」「休止期」からなる成長サイクルというものを持っています。通常、成長期は2~7年と非常に長く大部分の毛は成長期にあるため、頭にはたくさん毛が生えているのです。

しかし、DHTがアンドロゲン受容体にくっつくと、毛の成長期が短くなります。成長期が短くなると、相対的に毛が抜ける退行期や毛包が休んでいる休止期の毛が増えて、毛の数が減ってしまいます。

また、成長期が短くなるということは、成長したしっかりした毛がなくなり、若くて弱い毛が増えるという結果になります。つまり、細い毛が増えてボリュームが減るということもM字ハゲの原因の一つです。

生え際は男性ホルモンの影響を受けやすいため、M字ハゲになりやすい

 DHTがくっつくアンドロゲン受容体は髪の生え際や頭頂部に多いことが分かっています。これがM字はげやO字はげが多い理由です。
そして、AGAの人ではこのアンドロゲン受容体の感受性が高くなることがここ最近の研究でわかってきました。

さらに、このアンドロゲン受容体の感受性は遺伝によって決定するということも、約10年前に発見されました。つまり、遺伝的にアンドロゲン受容体の感受性が高い人ではAGAになりやすいということですね。

アンドロゲン受容体の感受性の高さ、つまりAGAになりやすさを調べるための遺伝子検査ができるようになっています。1万円ちょっとで郵送でも簡単に調べることができますので、一度調べてみてもいいでしょう。

ちなみにアンドロゲン受容体の感受性を決める遺伝子は母方から受け継がれることが分かっており、父親のはげは子供には関係ないようです。

初期の見分け方

 M字ハゲは、鏡で見ることができる部位が薄くなりますので、早期発見のしやすい部位になります。初期に発見することで予防や治療が行いやすくなるので、できるだけ早期発見できるといいですね。

生え際の毛が細い

 M字ハゲは生え際のサイドが徐々に上がってきますが、AGAに共通することとして、毛がなくなる前に、毛が細く弱々しくなってきます。これは毛の成長期が短くなり、若い毛しか残らないためです。生え際に太い毛が減って、細い弱い毛しかなくなってきたなという場合は、要注意です。

生え際のかゆみ

 M字ハゲの初期に生え際のかゆみが起こることがあります。これは頭皮が不健康であり、血行が悪かったり、皮脂が詰まっているサインです。ここで強く掻いてしまうと毛を作る毛包が傷ついてしまうため、掻かないようにしてください。

抜け毛が増える

 抜け毛が増えるのも初期症状の一つです。これはM字ハゲにかかわらずAGAすべてに共通することですが、枕につく抜け毛の量や、シャンプーしたときに抜ける本数が増えた場合も要注意のサインです。健康な人でも1日100本は抜けると言われますので、それくらいであれば気にする必要はありませんが、それ以上の場合はM字ハゲの初期のサインかもしれません。

予防するには?

 さて、遺伝子検査でAGAのリスクが高い場合や、先ほど上げたようなM字ハゲの初期症状が出た場合、大切なのは予防です。初期の段階での予防は、その後の毛髪の状態に撮って非常に重要です。
 AGAによるM字ハゲは、単にDHTのみが悪さをするわけではありません。そこに血行不良や毛穴のつまりなどいくつかの環境要因が重なることで、どんどん毛包が委縮してしまい、最終的に毛が生えてこなくなってしまうのです。できるだけ頭皮をいい状態に保つことがM字ハゲを進行させないために重要な予防法になります。

頭皮の血行を保つ

 頭皮の血行は、毛を作るための栄養とともに、毛包の成長期を支えるための成長因子などが毛包に届くために重要です。また、血行が良くなることで、毛包のまわりにある老廃物を排泄してくれます。血行を良くするためには、以下の方法が勧められます。

マッサージ

 マッサージは脚や腕でなく頭皮の血行を良くするためにも非常に有効です。ただし、間違ったマッサージ方法は頭皮を傷つけて余計にはげを助長してしまいます。
 その間違った方法の代表が、櫛などで頭皮をとんとんたたく方法。これをやってませんか? 頭皮を強く刺激すると、血行の促進よりも頭皮や毛包を傷つけるということなってしまい、逆に脱毛を進めてしまいます。
 マッサージをする場合は、頭皮を軽くもむ感じで行ってください。毛包は非常にデリケートです。痛いと感じない程度にやさしくマッサージを行ってください。できれば血管が広がっている入浴後が理想的ですね。

湯船につかる

 忙しい人や一人暮らしの人では、面倒だからシャワーで済ましているなんて人も多いと思います。ですが、シャワーだけでは体はしっかり温まりません。湯船につかって体をしっかり温めることで、頭皮を含めた体の表面にある血管が開き、頭皮の血行が非常によくなります。入浴にはリラックス効果もありますので、できる限りシャワーではなく、湯船につかる癖をつけてください。

ストレスをため込まない

 ストレスをため込むことも、頭皮の血行が悪くなる要因の一つです。ストレスがかかると、体はそのストレスに耐えるために皮膚の表面の血管を収縮して、血圧を上げるように動きます。つまり、緊急事態だと体が察知して、生命の維持に必要のない頭皮へは最低限の血流になってしまいます。
 社会生活を送っている以上、ストレスを受けない生活というのは難しいですが、できるだけストレスをため込まないように、発散できる趣味などを持つといいでしょう。

毛穴のつまりを改善する

毛穴に皮脂などが詰まってしまうことも、毛包が委縮してしまう原因の一つになります。こちらも生活習慣で予防することが可能になります。

脂っこい食事を控える

 血液中の脂肪分が増えてしまう高脂血症。高脂血症になると、血液がドロドロになり、頭皮の血行が悪くなるとともに、皮脂が増えて毛穴が詰まりやすい原因になります。

 高脂血症に悪いのはやはり脂肪分。できるだけ脂肪分を控える食生活をしてください。天ぷらや揚げ物、マヨネーズやバターなどを使った料理は控えめにしておいた方がいいでしょう。

ただし、脂肪の中でもオリーブオイルは高脂血症を引き起こさないと言われています。できるだけ油を使う場合には、オリーブオイルを使うようにしてください。

また、最近では糖質の摂りすぎも高脂血症を引き起こす原因になっていることが分かっています。甘いものも食べすぎないように注意してもらった方がいいでしょう。

運動をする

 運動も高脂血症の予防や治療には重要です。もちろんそれだけではなく、肥満の予防や全身的な健康のためにも、積極的な運動をしていきましょう。運動することによって全身の血の巡りも良くなり、頭皮の血行も改善します。

 できるだけ、脂肪を燃焼してくれるジョギングや水泳などの有酸素運動を積極的に行ってください。

また、日常生活では、エレベーターやエスカレーターではなく階段を使ったり、通勤を徒歩や自転車に変えるなど、少しでも体を動かして、カロリーの消費と血行促進のための生活を心がけてください。

毛にやさしいシャンプーの仕方

 シャンプーの仕方も毛穴の状態を左右する重要な要素です。特に気を付けて欲しいのは

  • シャンプーの前のブラッシングとぬるま湯での前洗い
  •  

  • シャンプーは指の腹で優しくマッサージ
  •  

  • しっかりしたゆすぎ

 の3点です。できれば湯船につかって毛穴を開かせてからシャンプーをしてもらった方がいいでしょう。

頭皮のダメージを減らす

血行と毛穴のつまり、もう一つ重要なのが、頭皮のダメージを少なくすることです。

紫外線対策

 
意外と見落としがちなのがこの紫外線対策。紫外線は頭以外の皮膚同様、頭皮へもダメージが大きいのです。紫外線による頭皮のダメージは毛包の萎縮を引き起こす重要な要因です。

 昔は帽子をかぶるとはげるなんて言われていましたが、科学的な根拠はありません。むしろ帽子によって紫外線をブロックすることで毛包を守る作用があると言われています。

 最近は頭皮用の日焼け止めも販売されております。仕事などで帽子をかぶれない場合にはこうしたものも活用してくださいね。

治すことは可能なの?

 では、もしM字にはげてきている、もしくははげてしまった場合、治療することは可能なのでしょうか? 最近は怪しい民間療法ではなく、科学的根拠に基づいたはげの「治療」が可能になっています。いったいどのような治療があるのでしょうか?

薬で治す

 日本で認可の降りているAGAの薬は以下の三種類になります。

男性ホルモンを抑える「フィナステリド」

 M字ハゲの原因であるAGAの研究が進んでいると書きましたが、その最も重要な成果はフィナステリドです。

フィナステリドはDHTの合成を阻害する

 
フィナステリドは、もともとは前立腺肥大や前立腺がんの治療薬でした。テストステロンからDHTを合成する過程を阻害することでDHTを減らす薬です。

前立腺疾患の患者のうち、この薬を飲んでいる患者に発毛効果が見られたという偶然が、はげの薬として使われるきっかけでした。思わぬ副作用ですね。

日本で買う場合は、病院での処方が必要

 日本では2005年に「プロペジア」という名前で販売が開始されました。また、2014年に大手製薬会社のファイザーからも「フィナステリド」という名前の薬が発売されています。

フィナステリド製剤は、薬局などで買える薬ではなく、病院で診察を受けたうえで処方してもらう必要があります。基本的に保険が効かない自由診療の薬になりますので、各病院によって値段は違います。安いところでは、1か月分が5,000円程度で手に入ります。

海外薬は安く買えるが、リスクはある

 もう少し安く手に入れる方法としては、インターネットサイトからの個人輸入による方法があります。この方法では、病院に行かなくても済むことと費用が安く済むことで、自分で使う分には違法ではありません。ただし、同じ成分を含んでいる薬でも、効果や副作用は異なり、場合によっては粗悪品をつかまされるリスクもあります。

 そういったリスクがあることを考えてどちらを選ぶか決めてください。

フィナステリドは60~80%で効果が認められる

フィナステリドは、投薬後6か月から1年で60%~80%程度改善率があります。半数以上の人で髪が濃くなるというのは、非常に希望の持てる数値です。そして薄毛の進行を止める作用はかなり強く、改善は認めなくても進行が治まったという人がほとんどです。
そうなると、初期段階で、薄毛の進行を止めるとともに少し薄くなった毛を回復させてあげるという使い方が最も合っているかもしれません。

フィナステリドの副作用は男性機能の低下

 フィナステリドの副作用は、勃起不全など男性機能の低下になります。男性ホルモンであるDHTを抑えるので、その分、男性機能には悪影響を及ぼします。ただし、そういった副作用は約5%以下と、報告は少ないため、それほど心配することはなさそうです。
 それでも、最近になって、フィナステリドの投薬中止後に出て来る「ポストフィナステリド症候群」と言われる副作用も報告され始めてきています。アメリカでの発売からまだ20年、日本での発売からまだ10年程度しかたっていない新しい薬ですので、今後長期投与をした場合に何かしらの副作用が報告される可能性はあるかもしれません。やはり病院で医師と相談しながら使用する方がいいでしょう。

発毛効果は1.6倍。さらに強力な毛生え薬「サガーロ」

 2016年6月には、フィナステリドよりもさらに強力なDHT阻害薬である「デュタステリド」(商品名 ザガーロ:グラクソ・スミスライン社)が発売されました。

こちらは0.1mgと0.5mgカプセルがあり、0.5mgカプセルではフィナステリドより約1.6倍の発毛効果が確認されている進化版のはげ治療薬です。

 ただし、価格はフィナステリドの倍近くします。また、まだ発売されて間もない(AGA治療薬としては日本以外では韓国でしか発売されていません)薬ですので、今後副作用などの情報が出てくる可能性があります。

現時点で報告されている副作用は、フィナステリドと同様男性機能の低下などになります。

リアップで有名になったミノキシジル

男性なら「リアップ」という名前を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?はげの薬としてテレビCMでもたくさん登場していた商品です。このリアップに含まれている有効成分が「ミノキシジル」です。

リアップは頭皮の血行を良くする

 ミノキシジルは、フィナステリドとは異なり、男性ホルモンを抑えるのではなく、頭皮の血管を拡張し、血行促進をして発毛を促すものになります。そのため、フィナステリドなどのDHTを抑えるお薬との併用も可能であり、効果を増加させてくれます。

 ミノキシジルは現在のところ、日本では外用薬として「リアップ」(ミノキシジル1%)と「リアップ×5」(ミノキシジル5%)が厚生労働省の認可を得て、M字ハゲなどAGA治療薬として販売されています。

 リアップ×5の改善率は90%以上とこちらも効果は強いです。ただし、M字ハゲで薄くなる髪の生え際は血管が少ない場所であり、頭頂部に比べると効果が薄い可能性もあります。

さらに強力な海外薬やL-リジンとの併用により効果アップも期待できる

 海外の薬にはさらにミノキシジルの濃度を上げたものや飲み薬のミノキシジル製剤があります。こちらも薬の品質に関するリスクはありますが、さらに強い効果が得られる可能性はあります。

また、最近ではL-リジンと言われる必須アミノ酸のサプリメントがミノキシジルとの併用により発毛効果をアップさせるという研究結果が出ております。特別副作用のないサプリメントですので、併用するのもいいのかもしれません。

最近進んでいる植毛事情

 さて、薬での治療は効果が出ても、以前のように完全にふさふさになるということは多くはありません。また、効果が出るまでに最低数カ月、通常、4~6カ月程度は待たないといけません。もっと確実な方法はないの?という人もいるでしょう。
 そんな人のために、費用は掛かるが確実な方法である、「自毛植毛」と言われる方法をお教えいたしましょう。

自分の毛を植える「自毛植毛」

 植毛というと、人工的な毛を頭皮に植え込むというイメージがあると思いますが、それはもう古い方法です。最新の方法では、自分の毛を、毛包ごと植え込むという治療ができます。

 これはいわゆる皮膚移植に近いものですが、側頭部や後頭部などまだ活発な毛包がある部位の頭皮を切除してM字にはげている部位へ移植するという方法です。元気な毛包を移動させてはげの部分をなくすという方法ですね。

 自毛植毛のメリットは以下の通りです。

  • 本物の自分の毛をはげている部分にもってこれる
  • 抜けてもまた生えて来る
  • DHTの影響を受けにくい毛包の特性はそのまま残るので、移植部位がはげにくい

少量の植毛であれば10万円程度から

 費用は少量の植毛でも10万円以上かかり、大量の移植になると100万円を超えることもあるなど、薬での治療に比べると高いですが、一般人には手を出せないということはありません。

また、日帰り手術も可能ですし、自分の毛がある程度あれば手術部位はかくれてしまいますので、誰にも気づかれずに行うこともできます。

知っておきたい治療法!植毛の基本的知識とかかる費用【まとめ】

2017.07.04

最後に

 M字ハゲに関してのまとめ、いかがでしたか?
 
 ここ20年程度でM字ハゲを含むはげの研究は非常に進んできています。M字ハゲの原因も解明されてきており、科学的に効果が証明された予防や治療の方法もいろいろあります。

 少し心配な人や、徐々に薄くなっていく生え際をただ黙ってみているあなた、一度動いてみませんか? 自分でできる予防や検査方法はたくさんあるんです。病気と同様、はげも早期発見・早期治療が大切ですよ。

 

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